歴史の目的

歴史は「過去に行われた、人間の行為のための探求や記録」を意味します。 すなわち、過去の出来事の中で意味を探して、一定の原理と法則を見つける作業です。

世俗的な歴史と宗教的な歴史は、大きな違いがあります。 世俗の歴史は、時間と空間の中で行われた事件だけ説明し、人間の活動の舞台です。 人間の進歩が歴史の意味と目的だと思います。
仏教は輪廻思想があり、 その原理は回ることです。 古代宗教と東洋の宗教の特徴は、循環することです。自然宗教は循環の原理に依存しているのです。

聖書は、これらの循環する歴史の方向を提供しています。 主の復活は、私たちも時間の限界を超越して、永遠に生きる希望を与えます。 主の再臨は、人間の歴史は回るのではなく完成に向けていくことを教えてくれます。 ぐるぐる回る時間觀を破り、過去 – 現在 – 未来(直線運動)という時間の概念が、キリスト教の歴史的空間です。

あなたは歴史の時間を説明することはできますか? 目に見えない小さな瞬間の連続が時間です。 人々は時計を身につけ忙しいと言いながら時間をつかむ努力をします。 ところが、時間が人に持って来ることは死です。 本来、時間も神の被造物です。

人間が堕落した為に”時間”が、死に屈服しました。又キリスト教によって人間は、”時間”に支配されました。

歴史の目的は、神の被造物の”時間”を取り戻すことです。