檐魯(タムロ)と淡路 (タムロ)

陰陽始遘合為夫婦 及至産時 先以淡路洲為胞 意所不快 故名之曰 淡路洲 廼生大日本
日本此云邪麻騰 下皆効此 豊秋津洲 次生伊予洲 次生筑紫洲 次雙生 億岐洲 与佐渡洲
世人或有雙生者 象此也 次生越洲 次生大洲 次生吉備子洲 由是始起 大八洲国之号焉
~ 神代紀 第四段 第一書 ~

この記事は日本の建国神話である大八洲起源論で、陰陽二神が夫婦となってはじめて産んだ子が「淡路洲」であり、これが「胞」となって第二段階に「大日本」(畿内朝)が成立したというのである。「大日本」の別称である「大八洲国」は「豊秋津洲」(本州)・「伊予洲」(四国)・「筑紫洲」(九州)・「億岐洲」(隠岐島)と「佐渡洲」(佐渡島・「越州」(北海道)・「大洲」(?)・「吉備子洲」(児島半島)を総称した島嶼国家であることを象徴したものである。

日本の史学界でも指摘されてきたように、この大八洲は国土統一がほとんど成し遂げられた以後の政治的な領土であるために、この記事は単純な自然神話でなく、天皇家が成立した政治的背景が叙述されている。

最初の子はどうして韓国漢字語で【櫓魯(タムロ)沸流百済】と同じ音である淡路(タムロ)であっただろうか?

沸流百済の子弟宗親が任命された櫓魯(淡路)が日本の建国神話のまっさきに現われているということは驚かざるを得ない。