暦から見た日本の行く道

明治天皇は1873年にグレゴリオ暦を採用しました。
それ以後、驚くほど技術的に進歩した社会です。こんな社会は、他国ではほとんど見つかりません。
明治時代になって変化が起きたというのは、カレンダーに関係があることなのです。明治時代以降に生じた産業化や議会制度、機械化、また武器を用いた戦争などは、みなそこから生じてきたのです。もちろん、銀行制度などは言うまでもありません。これらすべてが日本の現代社会を特徴付けています。

日本人が明治以前の中世文化から急速に現代文化に移ることができた、その同じ速さで、人類全体が自然のサイクルを取り戻す、そのための手助けをするという重要な役割です。ひとたび日本人が「時間の法則」の原理を理解したなら、日本人はすみやかに、自然のサイクルで生きるということがどういうことなのかを、他の民族に示し始めるというところまで立場を変えることができるのです。