1320年代から暗黒(再創造)時代
天災と疾病によって再創造を通過
1320年代頃からユーラシアの各地には信じがたい天災が頻発してくる。長期の異常気象が続き、干ばつ・飢饉にとどまらず、地震・大洪水など、地球の地殻変動すら想像させる現象が相次ぐようになります。一説には1331年、大元ウルス下、中国で史上初めてのペストが流行したとされます。1340年代にはいるとユーラシア大陸の過半が、ペストの襲来に見舞われます。よく知られたヨーロッパだけでなく、イスラム世界のシリア・エジプトも人口が激減し、各地の政権は大打撃を受けました。
天災・疫病等による人間の大量死は、これまでにも何度かあった「摂理が変わるとき、人もかわる」、あるいは「新しい摂理が始まるとき、古い人は死ぬ」というパターンではなかろうか?